ロボット教室って何をする習いごとなの?料金が高いって本当?

ママ友とのランチ会でも話題に上がるようになったロボット教室。「その場では知ってるフリをしたけど、実はよくわかってなかった」そんな方も多くいると聞いています。

ロボット教室とは何をする習いごとなのか、何が身につくのか。月謝はいくらくらいするのか、何歳くらいが対象となるのかなどについて、なるたけ専門用語を使わずにわかりやすく解説していきます。

ロボット教室って何をやるの?おもしろいの?

英会話教室であれば英語を学びます。ABCのアルファベットや英単語を声に出したり、紙に書いたりするところから始めますよね。最終的には英語を使って会話ができるようになることを目的にするのが一般的です。

ロボット教室ではロボットを作ります。

レゴのようなブロックにモーターやギア、タイヤなどを組み付けて、電池で動くロボットを作ります。レベルが上がっていくと、パソコンによるプログラミングで動くロボットも作るようになります。

ロボットを作る過程で学べること、身につくこと、何に役立つことなのか、について詳しく見ていきましょう。

ロボット教室は何をするの?

ロボット教室ではレゴのようなブロックとモーターやギアなどを使い、動くロボットを作ります。初めの内はテキストに載っている説明書を読みながら、決められた通りに組み上げていきます。プラモデルやミニ四駆の要領です。

レベルが上がるにつれ、自分の作りたいように(動かせたいように)部品を組み替えたオリジナルのロボットを作るようになっていきます。

サッカーロボットなど、競技用のロボットを作って、世界大会に出場することもできます。

ロボットを作ることで何が学べるの?身につくの?

ロボット教室で身につく力は、主に5つあると言われています。

  • プログラミング的思考力(論理的思考力)
  • 創造力
  • 空間認識力(空間把握能力)
  • 集中力
  • 問題解決力

この内、ロボット教室だからこそ身につけることができるのがプログラミング的思考力です。そして、このプログラミング的思考力が、日本においても世界においても、これからの時代に最も必要とされている力なのです。

プログラミング的思考力

プログラミング的思考という言葉は、比較的最近生まれました。きっかけは、2020年から始まる小学校でのプログラミング教育です。

このプログラミング教育で身につけさせたい力こそプログラミング的思考力なのです。では、プログラミング的思考力とは、どういった思考力なのでしょうか。

最も具体的に表現している文言がこちらです。

自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合せが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組合せをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力

文部科学省:小学校段階におけるプログラミング教育の在り方についてより引用

ちょっとかたくるしい言葉を使っているので、ライントレースロボット作りを例に少しかみくだいて説明します。

ライントレースロボットというのは、ラインに沿って動くロボットのことです。

自分が意図する一連の活動を実現するために

地面に貼られた線(ライン)に沿って動くロボットを作るために

どのような動きの組合せが必要であり

ラインを認識するセンサーや電池で動くタイヤ、それらを組み合わせる本体となるブロックが必要であり

一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか

ラインを認識するセンサーは前の方に、タイヤは2つを両端に組み合わせたらいいだろう

記号の組合せをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか

思ったように動かなかったので、センサーは床に近い方が反応が良いかもしれない、タイヤは前方より後方の方が安定して進むかもしれない、と改善していく

といったことを論理的に考えていく力

なぜなら、センサーは対象物が近い方が認識しやすい。つまり床に近いほうが良い。

という風に辻褄が合うように(矛盾しないように)考えていく力

このように、筋道を立てて論理的に考える力のことをプログラミング的思考力と言います。この思考力こそが、今もっとも社会で求められている力なのです。

さらに言えば、日本で不足している人材です。だから、2020年より小学校でプログラミング教育が必修化されることになりました。

ロボットを作る過程で頭の中で行われていること、つまり「どの部品を、どのように組み合わせることで、どのような動き(ロボット)になるのか」を考えることは、論理的な思考そのものと言われています。

思いつきや直感に頼らず、頭で理屈を考えながら組み上げていくことが、この思考力を高めることに繋がるのです。

創造力

ロボット作りでは、思いもよらぬ発見がたびたびあります。理解力の乏しい子どもですから失敗はつきもの。その過程では、大人では想像できなかった結果を生むことも十分に考えられます。

それは決して間違いでも失敗でもありません。見方を変えれば大きな成功です。そういった経験が、のちに新しいモノを生み出す創造力として発展します

空間認識力(空間把握能力)

正しくは空間認識力と言いますが、空間把握能力、空間把握力とも言います。物事を立体的に考える・認識する能力のことです。

空間認識力は、一般的にスポーツで重要とされていますが、実はスポーツに限らず学習及び生活の基盤としても必要とされているのです。

人は目から情報を得ます。この時、色、形、大きさ、スピード、距離といった情報が目から脳に伝わるわけですが、これが正しく伝わるかどうかが空間認識力なのです。

空間認識力が低いとどうなるでしょう?運転をしていれば大きな事故に繋がりますし、歩行中であれば人や自転車を避けることができません。よく事故を起こす人は、この空間認識力が低いと言われています

ロボット作りで行われる工程は、目から入った情報を自分の手で確かめながら組み上げていくことです。まさに、空間認識力を高めることに直結していると言えるでしょう。

集中力

あえて説明するまでもないでしょうが、どんな物事においても集中力は重要なスキルです。ある種、癖付けのような概念でもある集中力は、子どものうちに養っておくと将来必ず役に立つでしょう。

細かい作業を必要となるロボット作りにおいては集中力は必須です。集中力がないと完成しません。

ただし、矛盾するようですが、集中力がない子でもロボット作りはできてしまいます。なぜならロボット作りがおもしろいからです。

おもしろいから集中する→ロボットが完成する→集中力が身につく

実際に体験教室に参加した方の口コミに、こんなことが書いてありました。

授業は60分程度で終了しました。私の子どもは小学校1年生なので、集中力が持つか心配だったのですが、最後まで集中力が切れることはありませんでした。

必要な部品を集める。集めた部品を組み立てる。組み立てたロボットを動かす。動いたロボットを改造する。授業はこのような流れで、作業内容がテンポよく変わるので、飽きることなく最後まで楽しめたのだと思います。

ロボット作りを繰り返すことで、集中力を身につけていくことができるのです。

問題解決力

問題解決力とは、目の前で起きた予測不能な事態に、自分の力・考えで対応し、最後までやり遂げる力です。

社会に出れば、答えが用意されていることは少なく、トラブルはつきものです。誰かに協力を仰ぐことも大事なことですし、自分の力で解決しなくてはいけない時もあります。

ロボット作りも同じです。一筋縄ではいきません。テキスト通りに作っても失敗することもあります。初めのうちは答えが載っているかもしれませんが、オリジナルのロボットを作るようになると自分で対応策を考える必要が出てきます。

失敗と改善と挑戦を繰り返すことで、この問題解決力が培われていくわけです。

以上の5つのスキルを実践的に身につけることができるのがロボット教室です。

プログラミング教室とは違うの?

昨今、大注目を浴びている習いごととしてはプログラミング教室があります。事実、2017年の通わせたい習いごとではプログラミング教室が1位となったくらいです。

「2017年、何の習い事をさせたいですか(させる予定ですか)」という問では、第1位が「プログラミング教室」

(中略)2020年から小学校でのプログラミング教育が必修化される動きから、話題になったと考えられます。

2017年に通わせたい習いごと1位はプログラミング教室

引用元:子どもがいる親世代に聞いた「年末年始の習い事アンケート」2017年、子どもにさせたい習い事、第1位は「プログラミング教室」|株式会社イー・ラーニング研究所

ロボット教室とプログラミング教室は非常によく似ています。

そもそもプログラミング的思考力を身につける、というくらいですから一見するとプログラミング教室と同じように感じてしまうかもしれません。

確かに、プログラミング的思考力を身につける、という点ではロボット教室もプログラミング教室も、同じくらいの効果が見込めるでしょう。

問題は、アプローチとそれ以外に身につくものの違いです。

ロボット教室 プログラミング教室
ロボットとパソコン 使用する教材 パソコンのみ
プログラミング思考力
ロボットプログラミング プログラミング言語 プログラミング言語全般
創造力
空間認識力 ×
集中力
問題解決力

プログラミング教室では、基本的にパソコンとにらめっこ状態が続きます。ゲームやアプリといったプログラミング言語スキルが身につきますが、空間認識力とは無縁と言えます。

また、創造力や集中力、問題解決力といったスキルについて、ロボットを使った三次元的教育と比較すると少し目劣りしてしまうでしょう。

これは考え方の違いなのでひとえに言い切れませんが、『可能性を広げるロボット教室で教育を受けた後に、プログラミングそのもの興味を持った子にはプログラミング教室に通わせてあげる』、という流れのほうが正攻法だと僕は考えています。

もちろん、すでにプログラミングに興味があるのであれば最初からプログラミング教室に通わせてあげれば良いと思いますが、なかなかそういう子どもは少ないのではないでしょうか。

まず、ロボットを使って「楽しい」「おもしろい」という感情をきっかけとして「学ぶこと」に慣れさせてあげると、子ども自ら率先して取り組むようになると思います。

ロボット教室の値段は?入会金や月謝はいくらくらいするの?

ロボット教室で何をやるのか、何が学べるのかがだいたいわかってくると、次に気になるのはやっぱり金額ですよね。楽しくって身になるのは良いけど、高すぎると通わせてあげることができません。

だいたいどこのロボット教室も入会金とロボット代、毎月の月謝が必要となりますが、ざっくり言うとこんな感じです。

中にはもう少し高いロボット教室もあれば、安いロボット教室もあります。あくまで平均的な金額です。どうですか、高いですか?

はっきり言って、子どもの習いごとにしては安くないですね。というより、ちょっと高いくらいでしょう。

幼児教育や小学校教育での習いごとと言えば、スイミングスクールやピアノ、習字に公文にダンスにサッカーといったところが主流です。ダンスやサッカーのような運動系は低価格で、入会金や月謝も3,000円~5,000円くらいです。少し高いイメージがあるピアノでも10,000円前後ですね。

そう思うと、毎月15,000円も必要となるロボット教室はちょっと高いと言えます。しかも、授業は月2回しかありません。

ただし、ロボット教室で身につく力は他の習いごととは全く違います。教育の素地を作るといっても過言ではないでしょう。ですので、公文やダンスなどと、そもそも比較すること自体が間違ってるのです。

それでもロボット教室が高いと思うなら、迷うことなく通わせないべきです。

結局のところ、習いごとは子どもへの投資です。将来、子どもが大変な思いをしないように、希望する職に就くけるように、やりたいことを見つけて、実際にやらせてあげるにが、親のつとめだと思っています。

それに対する費用対効果で考えたときに、毎月15,000円を高いと感じるのであれば、無理に通わせるべきではありません。子どもにとっては残念なことですが、諦めるしかありません。

正直高いとは思う、思うけど子どものことを考えたら、なんとかして通わせてあげたい

そう思うなら通わせてあげるべきです。他の何かを我慢して切り詰めて節約するだけの価値は十分にあると思います。少なくとも、我が家はそうでした

大手10社の比較表

前向きに通わせようか迷ってる方のために、大手10社のロボット教室を比較しました。ロボット教室によって多少料金も変わってきますので、ぜひ参考にしてください。

スマートフォンの方は横スクロールしてください。

教室名 入会金 ロボット代 授業数 月額料金 対象年齢 教室数 体験教室
ヒューマン
アカデミー
10,800円 30,780円 月2回 10,260円 5歳※

中学生
1,200校以上 毎月開催
無料
リタリコワンダー 16,200円 月1,080円 月2回 14,580円 6歳

高校生
10校 不定期開催
無料
月2,160円 月4回 23,220円
トゥルース
アカデミー
21,600円 57,240円 月2回~ 11,120円~ 4歳

高校生
2校 不定期開催
初回のみ無料
プロテック倶楽部 21,600円 7,560円 月1回 4,860円~ 4歳

高校生
19校 不定期開催
無料
クレファス 16,200円 57,283円 月3~4回 11,880円~ 6歳

高校生
107校 不定期開催
無料
アーテック
エジソンアカデミー
10,800円※ 43,200円 月2回 10,800円※ 9歳

高校生
721校 不定期開催
一部有料
もののしくみ研究室 10,800円※ 43,200円 月2回 10,800円※ 9歳

高校生
598校 不定期開催
一部有料
個別指導Axis 0円 月1,980円 月2回 7,980円 小3

小6
346校 不定期開催
無料
タミヤロボットスクール 確認中 確認中 確認中 確認中 確認中 58校 確認中
ロボットアカデミー 確認中 確認中 確認中 確認中 確認中 65校 確認中

※ヒューマンアカデミーは教室によっては3歳からでも受け入れ可能です。

※アーテックエジソンアカデミー、もののしくみ研究室は教室によって金額が異なります。

ロボット教室は何歳から通えるの?何歳から通うべき?

先ほどの比較表にも載っていますが、ロボット教室によって対象年齢は異なります。未就学児から通えるところもあれば、個別指導Axisのように小学生(3年生以上)でないと通えないところもあります。

何歳から通うべきか、というのは正直難しいところです。

ただし、プログラミング的思考力は学習の基盤となるわけですので、他の教育より先に始める方が良いと考えることができます。そういう意味では、小学校にあがる前の4、5歳くらいから始めるのが良いのではないでしょうか。

我が家では娘を幼稚園の年長から通わせていましたが、結果として正解だったと思っています。

ちなみに、当サイトに寄せられたアンケート結果によると、最も多かったのは年長からでした。

全体の割合でも小学生低学年より未就学児から始めた人の方が多く、なるたけ早い段階で通わせていることがわかります。小学校でプログラミング授業が始まる前に、幼児教育の一貫として通わせてあげると良いのかもしれません。

学期の途中からでも入会できるの?

多くのロボット教室が4月からの1年間でカリキュラムが作られています。そのため、3月中に入会の手続きをして4月から一斉に授業開始になります。

とはいえ、学期途中からの入会に関してはほとんどのロボット教室で柔軟に対応してくれます。大手のロボット教室は年会費ではなく月会費ですので無駄になることはないですし、中には途中入会者のための特別授業を行ってくれる教室もあります。

また、リコリコワンダーのように、ひとりひとりに合わせたカリキュラムを作ってくれる教室もあるので、特に4月入会にこだわる必要はないでしょう。じっくり検討してから入会を決めればいいと思います。

入会前に体験教室へ行きましょう

入会前には必ず体験教室に行くようにしましょう。これは必須と言えます。

教室の雰囲気、授業の様子、先生の人柄・スキル、子どもが興味を持つかどうか、といったポイントを確認するためには、絶対に行かなきゃわかりません。

せっかくロボット教室に前向きになったとしても、選んだ教室が必ずしもぴったり合うとは限りません。1回限りの習いごとではなく、もしかしたら3年5年と通い続けることになるかもしれない。その可能性がある以上、事前に確認しておくのは当たり前ですよね。

我が家も体験教室はいくつも行きました。正直、ヒューマンアカデミーのロボット教室だけでも3つ回りました。同じヒューマンアカデミーでも教室によって雰囲気は全然違います。

1番近い教室は雰囲気が合わなかったので、「体験教室行っておいて良かったねぇ」と家に帰ってすぐに妻と話したのを覚えています。

絶対に体験教室には行くようにしてください。それで合わないと思えば、スパンと諦めればいいんです。

なお、教室によっては勧誘がしつこいところもあるそうです。僕が行ったところはそうでもなかったですが、会社の同僚が行った教室は、けっこうくどかったと言っていました。逆を言えば、そういうところは体験教室だけにして、別の教室に通うようにした方が良いかもしれませんね。

体験教室に参加した人の口コミ

最後に、体験教室に参加した人の口コミを紹介します。

子ども5歳・男の子/ヒューマンアカデミー

ロボット教室へのきっかけ:プラモデルなどを作るのが好きだったので、興味を持つかと思って。

通ってみてどうだったか?:元々ものづくりが好きな息子が、目を輝かせて取り組んでいる姿が見ることができました。
早い段階からこういった活動をしていると、楽しく遊ぶ中で算数や科学にも自然と触れることができるので、深い学びに繋がるのではないのかなと思います。良かったです。

子ども7歳・男の子/ヒューマンアカデミー

ロボット教室へのきっかけ:学校のお友達が行ってるとの事で、本人も興味を持ったため行きました。

通ってみてどうだったか?:自分の知らなかったことに対する興味が刺激されたようで、家でも作って遊びたいと言うようになりました。
これから社会はさらにロボットなどのITに関わることが多くなっていくと思うので、そういった分野に対する知識を今のうちから育んていくためのいいきっかけになったと思います。

子ども9歳・男の子/アーテックエジソンアカデミー

ロボット教室へのきっかけ:もうすぐ始まるプログラミング授業に備えるために。

通ってみてどうだったか?:私の時代には目立たなかったプログラミングですが、今後の未来を生きていく子どもにとって、小学生からロボットやプログラミングの知識を養っていく必要があると実感しました。AIの時代になるのは間違いないので、勉強する価値はあると実感できて良かったです。

 

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